ムダな行動力

写真とオーディオ、時々フランスネタとフライトシミュレーター

メカニカルでワイヤレスなテンキーが欲しい

悩み続けてかれこれ優に二桁台は買ってきたキーボードは最近ようやく定番の「リアルフォースR2 テンキーレス 30g 静音」に落ち着いている。深いタッチが完全にしっくり来ているわけではないけれど、アームリストを買ってから何となく落ち着くようになった。入れている2mmのスペーサーをもう一度3mmにしてみようかと思う。せっかくのリアルフォース感(スコスコする打ち心地)は減るものの、サクサク打てる感覚は大事。またキートップ抜きまくるの面倒だなあ。

単品のテンキーが欲しい話

前段が長くなってしまったが、今日はテンキーで悩んでいるお話。

本来フルサイズキーボードを買えばいいのだが、マウスとの位置関係があるので絶対にテンキーレスは譲れなかった。理想はいわゆる75%キーボードで体の中心線にキーボード、そしてそのすぐ横にマウス。

少し前に使っていた 75%キーボード Keychron K3 (画像は公式サイトより)

まさにこれ、というキーボード選びのフローチャートを見つけたので拝借(https://www.keyboard.university/)

でも仕事では恒常的に Excel 芸人なので、自分の心を騙してキーボード上部の数字に慣れようと努力してきた (最初に貼った写真で妙に緑色のキーが有るのもそのためです)。最初はしんどいけれど慣れたら大丈夫!

…と強がりたいものの、やっぱり欲しいです。テンキー。テンキーレスに乗り換えたばかりの半死状態を能率50%とすると、徐々に慣れて70%で頭打ちする感じ。もっと打ちたい。

まともなテンキーがない

知ってた。

ヨドバシで「テンキー」で検索

世の中一般キーボードに凝る時点でだいぶオタクなのに、テンキーをセパレートで凝るやつなんていねーわ。パンタグラフかそれ以下(何)の打てればいい系か、雰囲気だけおしゃれで打ち心地カピカピの意識高い系しかないわ。

メーカー様の名誉のために一応言っておくと、本気のテンキーもありました。メカニカルで作りも堅牢なやつ。

何ならリアルフォースの東プレ様まで過去に作っていた。
(が、遅くとも2021年には在庫完売し現在プレミア価格3万円、キーボード本体より高いわ)

あとは敬愛するKeychronも小洒落たデザインで出してらっしゃる。 でも全部有線なんだよね!!!! それはもちろん、高級品で無線は好まれないのはよく存じております。でもWebカメラにデスクライトにキーボードにマイクに、モニタのハブを駆使してももうUSBポート空いてない。そしてこれ以上配線がデスクにうろちょろして欲しくない。

無線のテンキーは鬼門

ようやく本題です。

  • 無線 (Bluetooth)
  • カニカル ないし それに準じた打ち心地
  • 物理的に重く堅牢な作り
  • 信頼できるメーカー (新興ブランドも含む)

この条件をすべて満たすテンキーは 2023年3月時点の日本には無さそう。花粉症で起きれなかったのでベッドで4時間ひたすらネットサーフィンした結果が以下。

検索ワードは「Wireless Mechanical Numpad」ないし「Wireless Mechanical Numeric Keypad」。Wireless の部分は Bluetooth に置き換えても可。

1. 微妙な方

Qisan (Amazonより)

一番入手性が良さそうでどの国でも売っているのがこちら。日本の Amazon にもあった。そもそも Bluetooth じゃないので個人的に NG だが、レビュー読む限り接続品質がザ・中華という印象。これはナシ。

2. あと一声な方々

YUNZII YZ21 Mint 色 (公式サイトより)

普通の人はなにそれ、キーボード沼の人はご存知の中国 YUNZIIの「YZ21」。デザインも最近流行りのテイストで品質もレビューも良さげ。Amazon では .co.jp も .com も有線のみ販売。AliExpress でも無線は品切れ中の模様。他の中国サイトで買う勇気もないので公式サイトから買うしかないやつ。ただ自分の場合白系はちょっと…。単品ではかわいいんだけど…。

YUNZII YZ21 Mint Hot Swappable Mechanical Numeric Keypad Num Padwww.yunzii.com

EPOMAKER TH21 (公式サイトより)

ほぼ同上、EPOMAKERの「TH21」。多分これ両方とも製造元は一緒なやつだな。悪く無さそうですねー。白だけど。ちなみに上のもこれもリチウム電池内蔵なのは Good。

EPOMAKER TH21 Numpadepomaker.com

Varmilo VB21M: Charcoal 色 (公式サイトより)

見つけたときは声が出そうになった、そうそうこう言うのだよ、というのがこちら Varmilo の 「VB21M」。無駄な装飾を廃して必要なキーのみ単色でカッチリ作ってくれてそう。でも欲しいシンプルな Charcoal 色はどこも在庫切れ。メルカリで1ヶ月前に売れた形跡がある…ちくしょう…。

ということで在庫がありそうな別色 Ink Rhyme はこちら。ただ単4電池なんだよね。地味に嫌になってくるやつ。

3. オーバーキルな方々

などなど落胆していると凄いのに出会った。新興ブランドの中でもプレミアムな存在感のある Glorious Gaming の「GMMK Numpad」。

GMMK Numpad (公式サイトより)

お値段 $129 也。初見で男心をくすぐられるものの、やはり Bluetooth では真価を発揮できないし、そもそも常駐ソフトで RGB 調光やスライダー制御など自分の用途には邪魔なだけである。そうすると無駄な横幅がマイナスポイントに。

GMMK Numpadwww.gloriousgaming.com

4. 君に決めた…!

ここに辿り着くまでに3時間はかかっている。Amazon価格.com で完結しないものをスマホでベッドから探すのは横着すぎたのだ。

最終的に今一番無難そうなのは、SKYLOONG の「GK21S」の模様。キットで $102也。今までケチを付けてきた黒基調、Bluetooth、そこそこな品質が満たされている。

SKYLOONG GK21S (公式サイトより)

hot swappable blue tooth bt dual mode gk21s gk21 keyboard kit type c numpad kprepublic.com

アリエクにももう少し安いセットがあった。(出所不明なのであえてリンクは外しておく)
https://ja.aliexpress.com/item/1005003271117841.html

とても詳細にレビューされたブログを発見したので気になる方はぜひこちらを参照のこと。レビューどころか分解されているのでプロの方ですね。

但し、中国ブランドから購入する割にしっかり100ドル、そして不要な RGB や妙に角張った「ゲーミング感」(事務用品が欲しい) など悔しい思いが拭いきれず一旦保留とした。

5. 結局買ったのは

だんだん嫌になってきて Amazon.co.jp クーポン込 4,000円  の得体の知れないこいつを買った。

ちなみにサクラチェッカーの結果はカスです。もうどうせどこも中華の似たようなところで似たような製造してるんだろ、しかもニッチ商品で保証もあったもんじゃないだろうということで、黒色で最低スペックが抑えてあって決済が一応安心かつ安価というとても消極的な理由。

キーキャップがあまりに中華なので別途コマシで国内 Prime 在庫のあるものを追加購入。3,000円也。しめて7,000円。安いのか高いのか…。 

無線テンキーは妥協か自作しかない

ということでまさかのバッタモンで手を打ってしまった。キーキャップを付け替えてどの位の見た目になるかは届いてからのお楽しみ。

冒頭の 無線 + メカニカル + 堅牢な作り (+黒系統) を満たすものは既製品には存在せず、自作キーボードの世界に足を踏み入れる外ないことが分かった (4時間も費やして悔しい)。

ELECOM TK-TBM023SKBK (公式サイトより)

結局 ELECOM のこいつが最善なのかもしれない。ヨドバシ店頭にあったので触ってみたところ予想外に静かな押し心地。安いものにありがちなカシャカシャ・ガタガタはなく、スコスコ (こういうとリアルフォースみたいだが、それよりももっとクシャ) とした感触で個人的にはまあまあ気に入った。加工も必要なく、込み込み3,000円と考えるとこの辺りで妥協するのがきっと幸せなんだと思う。

以上誰も悩まないかもしれないスーパーニッチな検索ログを、備忘録がてら置いておく。ちなみに私はアフィリエイトには興味が無いので、上に出てきたリンクはすべてただの直リンクです。