ムダな行動力

写真とオーディオ、時々フランスネタとフライトシミュレーター

ワイヤレスでメカニカルなテンキーが届いた

翌日配送で早速届いた。KcBlue 製「KC-2323」Bluetooth 5.0 対応メカニカルテンキー。

まずはテンキー本体 KC-2323

早速開けてみる

内容物はこちら
  • 謎のステッカー (まさか直接キーに貼れと!?)
  • USB A - C
  • 本体
  • キープラー
  • 取説 (ちゃんと読める日本語)

良かった、普通に使えそうなものが届いた。

これが 4,000 円の実力だ

画像からでもなんとも言えない質感が伝わってきたと思う。まあ四千円だし、メカニカルにコスト行ってるからそんなもんだよね。無線だし。

予想外にリアルフォースとサイズ感が合っている

キーキャップの質に目をつぶればほぼ専用品じゃない? 質感に目をつぶれば。

写真ではまあまあに見えるかもしれないが、実際に触ると「まあ、四千円だし…いや四千円出してこれか…?」という感想が湧くこと請け合い。軽いんだわ。

計ったら 174 g だった。スカスカですな。

もちろんバリが出ているとか機能しないとかそのレベルの話はない。いみじくも 2020年代の中華クオリティは平成のそれとは違うのだ。しかしここまでは想定の範囲内。百均に売っていそうな見た目から脱却すべく予め手は打ってある。

キーキャップ XVX PBT

これまた中華な PBT キーキャップ

「00」ボタンやら 1U サイズの「+」や「Tab」など普通のキーキャップセットには見つからないものが多かったので商品画像とにらめっこして決めた。

ということで全て外した

もちろんテンキーのみのキーキャップ販売などない。ちょっとした宝探し気分で当てていく

全てついた。「00」はないので「O」で妥協。

どうでしょう。画像でも分かる質感の違い。というかキーキャップ単品で三千円もしているので、もちろん素材からして違う。あと何だろう、プラスチックが厚い。

完成。見違えてまともになった(?)

誤算1: キーキャップには種類があった

テンキーの最上段に着目して欲しい。キーキャップが刺さりきっていない訳では無い。キーボード上級者(?)には常識かも知れないが、キーキャップは段によって形が異なるらしい。全部一緒じゃねーのかよ!!

引用元: https://deskthority.net/viewtopic.php?t=18443

今回自分が買った XVX はメーカー名だと思っていたらプロファイル名らしい。とても詳しそうな方のブログを置いておく。まさかの色違いを購入されている。

奇跡的に「+」や「Backspace」は合っていたが、「Escape」「Tab」「=」「Fn」が同じ段に来るキーボードがない = 購入したキーキャップも本来の段にあった形で入っている、ということで凸凹になってしまった。なんてこった。

誤算2: 「=」が打てない

「=」を押すと「^」が出てくる

なんということでしょう。「=」が打てません。代わりに「^」(キャレットと呼ぶらしい)が出てくる。^^^^^^

調べてみると、US 配列なのに JIS 配列として認識されている模様。Windows は基本的にキーボードの配列はシステム単位で一つしか読み込まないらしく、元から有線で繋いでいるリアルフォースが JIS 配列なので、新しく繋いだテンキーも JIS 配列でしか認識されていないようだ。

レジストリから複数のキーボードを別の配列で認識させる方法も見つけたがうまくいかなかった。まあ、もともと「=」をテンキーから打ち込む作業は手に馴染んでいないし、Excel なら「+」で始めても代用できるので良しとしよう。

最終的に最上段は捨てた

もともとテンキーとして欲しかったのは「Num」「/」「*」「Backspace」の段以下だったので、凸凹解消用に多少違うキーも含めて後ろを凹ましてやった。厳密に見ると「Esc」だけまだ傾きが違うが、気にしないと分からないのでセーフ。

最終的に 178 g となった。4 g 太った。

次はキーキャップ沼に挑戦

一旦応急措置でしのいだものの、キーキャップに狂ったように種類があることを知ってしまったので試したい欲が湧いてきてしまう。気付けばアリエクで決済していた。3,800円也。

今回の失敗を活かして、すべてのキーキャップが同じ高さ・形状であるらしい「XDAプロファイル」の商品を探した。一般的なキーキャップに概ね角度がついているということはその方が打ちやすいのだろうが、電卓にはそんな角度ついていないし、テンキーだけなら ATM のあれが至高だと思っているのでフラットで行けるだろう。

XDA V2 Gentleman Set / 墨色っぽくてリアルフォースに合うに違いない

XDA V2 Gentleman Set Dye Sub Keycap Set
https://www.aliexpress.com/item/1005003191883619.html

ということで 4,000円のテンキーと 3,000円のキーキャップで何とも言えない 60点の成果を得た。これはテンキーだから気持ち穏やかだけれども、キーボード本体だったと考えると…自作沼がある理由も分かる気がする。くわばらくわばら。